54AM019|第54回 視能訓練士国家試験 過去問
AC/A 比が減少する薬剤はどれか。2 つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: 3・5
正答
3、5
この問題のポイント
AC/A比を減少させる薬剤を問う問題です。
解説
ジスチグミン臭化物(コリンエステラーゼ阻害薬)とピロカルピン塩酸塩(コリン作動薬)は、いずれも毛様体筋を直接刺激して調節を起こします。中枢からの調節努力が少なくて済むため、それに連動する調節性輻湊が減り、AC/A比が低下します。
アトロピン・シクロペントラート・トロピカミドは調節麻痺薬で、調節そのものを止めてしまうためAC/A比の測定が成立しません。
選択肢の確認
1.アトロピン硫酸塩
誤り。アトロピン硫酸塩は調節麻痺薬でAC/A比を減少させる薬剤ではない。
2.シクロペントラート塩酸塩
誤り。シクロペントラート塩酸塩は調節麻痺薬である。
3.ジスチグミン臭化物
正しい。ジスチグミン臭化物は毛様体筋を直接刺激しAC/A比を減少させる。
4.トロピカミド
誤り。トロピカミドは調節麻痺薬である。
5.ピロカルピン塩酸塩
正しい。ピロカルピン塩酸塩は毛様体筋を直接刺激しAC/A比を減少させる。
覚えるポイント
- 縮瞳薬(コリン作動薬)=毛様体筋を直接刺激し、調節努力を減らしAC/A比を下げる。
- 高AC/A比の内斜視に対する薬物療法として用いられたことがある。
- 現在の治療の中心は近用加入の二重焦点眼鏡。