54AM043第54回 視能訓練士国家試験 過去問

異常神経再生がみられるのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4

この問題のポイント

異常神経再生がみられる脳神経麻痺を問う問題です。

解説

動眼神経麻痺の回復期には、再生した軸索が本来と異なる筋へ達する異常神経再生(aberrant regeneration)が起こることがあります。下方視や内転をしようとすると上眼瞼が挙上する偽Graefe徴候や、内転時の縮瞳がその現れです。

動眼神経が複数の筋と副交感神経を1本の神経で支配しているために生じる現象で、外転神経・滑車神経ではまれです。開散麻痺と眼球運動失行症は神経再生の問題ではありません。

選択肢の確認

1.開散麻痺
誤り。開散麻痺は神経再生の問題ではない。

2.外転神経麻痺
誤り。外転神経は単一の筋を支配するため異常再生は問題になりにくい。

3.滑車神経麻痺
誤り。滑車神経は単一の筋を支配するため異常再生はまれである。

4.動眼神経麻痺
正しい。動眼神経麻痺の回復期に異常神経再生がみられる。

5.眼球運動失行症
誤り。眼球運動失行症は先天性の随意的眼球運動の障害である。

覚えるポイント

  • 異常神経再生=偽Graefe徴候(下方視や内転で上眼瞼が挙上)、内転時の縮瞳。
  • 動眼神経は複数の筋と副交感神経を支配するため異常再生が起こりうる。
  • 異常再生がみられたら圧迫性病変(動脈瘤・腫瘍)を疑う。

関連問題

54AM04254AM044
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)