54AM044|第54回 視能訓練士国家試験 過去問
画家のC. Monet〈C. モネ〉は白内障術前に赤い色調の絵を描き、白内障術後は青い色調の絵を描いたことで有名である。考えられるのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
白内障による色の見え方の変化を問う問題です。
解説
核白内障が進むと水晶体が黄褐色に着色し、短波長(青)の光が吸収されるため、世界が黄色〜赤みがかって見えます(黄視症)。手術で水晶体を除去すると急に青が入るようになり、今度は青みがかって見えます(青視症)。この現象を色視症といいます。
色失語は色の名前が言えない、色失認は色を認識できない、大脳性色覚障害は後頭葉病変、後天赤緑色覚異常は視神経疾患でみられる別の病態です。
選択肢の確認
1.色視症
正しい。水晶体の着色とその除去による色の見え方の変化は色視症である。
2.色失語
誤り。色失語は色の名前が言えない言語の障害である。
3.色失認
誤り。色失認は色を認識できない高次脳機能障害である。
4.大脳性色覚障害
誤り。大脳性色覚障害は後頭葉の病変による。
5.後天赤緑色覚異常
誤り。後天赤緑色覚異常は視神経疾患でみられる。
覚えるポイント
- 核白内障=短波長光を吸収し黄視症。術後は青視症となる。
- 色視症=ジギタリス中毒(黄視症)、網膜剥離手術後なども原因となる。
- 後天色覚異常は青黄異常(3型系)が多い。