55AM014|第55回 視能訓練士国家試験 過去問
光軸に垂直な平面上の格子パターン(中央)と、この格子パターンをレンズA と B を通して映った像A 及び像B(別冊No. 2)を別に示す。 A 及びB の収差はどれか。

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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
格子パターンの像の歪みから収差を判断する図問題です。
解説
直線で構成された格子が、樽型(barrel)または糸巻き型(pincushion)に歪んで見える収差が歪曲収差です。像の各点のピントは合っているのに、位置がずれることで形が歪みます。
凸レンズでは糸巻き型、凹レンズでは樽型の歪みが生じます。強度の眼鏡装用者が感じる「壁が曲がって見える」という訴えの原因です。
選択肢の確認
1.球面収差
誤り。球面収差は瞳孔周辺部の光線による焦点のずれである。
2.コマ収差
誤り。コマ収差は軸外の点像が彗星状に伸びる収差である。
3.像面湾曲
誤り。像面湾曲は像面が平面にならない収差である。
4.非点収差
誤り。非点収差は直交する2方向で焦点位置が異なる収差である。
5.歪曲収差
正しい。格子が樽型・糸巻き型に歪むのは歪曲収差である。
覚えるポイント
- 歪曲収差=像の形が歪む。凸レンズは糸巻き型、凹レンズは樽型。
- Seidelの5収差=球面・コマ・非点・像面湾曲・歪曲。
- 強度の眼鏡では歪曲収差により空間の歪みを自覚しやすい。