56AM018|第56回 視能訓練士国家試験 過去問
薄暮時の交差点の写真(別冊No. 2)を別に示す。止まれの標識は暗く見え、一方、横断歩道の標識は明るく見えた。この現象に関係するのはどれか。

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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
薄暮時の色の見え方の変化を問う図問題です。
解説
薄暮時には錐体から杆体へ主役が移り、比視感度のピークが555 nm(黄緑)から507 nm(青緑)へ短波長側に移動します。これが**Purkinje移動(Purkinje現象)**です。
その結果、赤い「止まれ」の標識は暗く沈み、青い「横断歩道」の標識は相対的に明るく見えます。薄暮時の交通事故に関わる重要な現象です。
選択肢の確認
1.Purkinje 移動
正しい。薄暮時に比視感度が短波長側へ移るPurkinje移動である。
2.Riddoch 現象
誤り。Riddoch現象は動く対象のみが知覚される現象である。
3.Stiles-Crawford 効果
誤り。Stiles-Crawford効果は錐体の入射角依存性による現象である。
4.色収差
誤り。色収差は波長による焦点位置のずれである。
5.色順応
誤り。色順応は特定の色に順応することによる見え方の変化である。
覚えるポイント
- 明所視の比視感度最大=約555 nm(黄緑)、暗所視=約507 nm(青緑)。
- 薄暮時=赤が暗く、青が明るく見える。
- この現象は薄暮時の視認性と交通安全に関わる。