109Q033第109回 薬剤師国家試験 過去問

メフルシドの利尿作用の機序はどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4

この問題のポイント

メフルシドはチアジド類似利尿薬です。遠位尿細管でNa⁺とCl⁻の再吸収を担う共輸送体を阻害します。

解説

メフルシドは遠位尿細管の管腔側膜にあるNa⁺-Cl⁻共輸送体を阻害し、NaCl再吸収を低下させます。尿細管腔に残ったNa⁺と水の排泄が増えることで利尿作用を示します。ヘンレ係蹄太い上行脚のNa⁺-K⁺-2Cl⁻共輸送体を阻害するループ利尿薬、集合管の上皮性Na⁺チャネルを遮断するK保持性利尿薬とは、作用部位と輸送体が異なります。

選択肢の確認

1.心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)受容体刺激:カルペリチドなどの機序で、メフルシドとは異なります。
2.バソプレシンV2 受容体遮断:水再吸収を抑えるトルバプタンなどの機序です。
3.上皮性Na + チャネル遮断:集合管で作用するトリアムテレンなどの機序です。
4.Na +︲Cl - 共輸送体阻害:正答。遠位尿細管でNaCl再吸収を抑制します。
5.Na +︲K +︲2Cl - 共輸送体阻害:ヘンレ係蹄で作用するループ利尿薬の機序です。

覚えるポイント

遠位尿細管はNCC、ヘンレ係蹄太い上行脚はNKCC2、集合管はENaCと、輸送体を作用部位に結び付けます。

109Q032109Q034
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)