109Q062第109回 薬剤師国家試験 過去問

副腎皮質ステロイド性薬が適用される腎疾患はどれか。1つ選べ。

解答・解説を見る

正解: 5

正答

5

この問題のポイント

副腎皮質ステロイドは免疫・炎症を抑えるため、免疫学的機序が関与する糸球体疾患で用いられます。

解説

特発性膜性腎症は、糸球体基底膜上皮下への免疫複合体形成などを背景として蛋白尿を生じ、成人のネフローゼ症候群の原因になります。自然寛解の可能性と、蛋白尿、腎機能、合併症などから進行リスクを評価し、必要な症例では副腎皮質ステロイドを含む免疫抑制療法を行います。他の選択肢は代謝・血管・遺伝的要因が主であり、通常の基本治療としてステロイドを用いません。

選択肢の確認

1.腎硬化症:高血圧による腎血管障害が中心で、血圧管理が治療の基本です。
2.糖尿病性腎症:血糖・血圧管理、レニン・アンジオテンシン系抑制などで進行を抑えます。
3.痛風腎:高尿酸血症や尿酸結晶の関与に対し、尿酸管理や尿路管理を行います。
4.多発性嚢胞腎:遺伝性の嚢胞性疾患で、血圧管理や適応例でのトルバプタン治療などを行います。
5.特発性膜性腎症:正答。進行リスクがある場合にステロイドを含む免疫抑制療法を検討します。

覚えるポイント

「ステロイド適応の腎疾患」は免疫性糸球体疾患を考えます。ただし膜性腎症では全例ではなくリスク評価が前提です。

109Q061109Q063
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)