109Q061|第109回 薬剤師国家試験 過去問
心電図上でQT 間隔の延長により生じやすくなる不整脈はどれか。1つ選べ。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
QT間隔は心室の脱分極開始から再分極終了までを表します。その延長は、torsades de pointes型の多形性心室頻拍につながります。
解説
QT間隔が延長すると心室筋の活動電位持続時間が長くなり、再分極途中の早期後脱分極が起こりやすくなります。これをきっかけに、QRS波形の軸や振幅が基線の周囲をねじれるように変化するtorsades de pointesが発生します。これは多形性心室頻拍の一種で、失神を来し、心室細動へ移行する危険があります。薬剤性QT延長では原因薬の中止、電解質補正などが重要です。
選択肢の確認
1.洞停止:洞結節からの刺激生成が一時的に途絶え、P波を含む心拍が脱落する状態です。
2.洞房ブロック:洞結節で生じた刺激が心房へ伝わらず、規則的な倍数の休止を示すことがあります。
3.心房細動:心房が無秩序に興奮し、P波消失と絶対性不整脈を示します。
4.発作性上室頻拍:房室結節などを含むリエントリーが多く、通常は規則正しい狭いQRSの頻拍です。
5.多形性心室頻拍:正答。QT延長によりtorsades de pointesが生じやすくなります。
覚えるポイント
QT延長では早期後脱分極からtorsades de pointesを来します。低K⁺血症や低Mg²⁺血症は危険を高めます。