109Q194|第109回 薬剤師国家試験 過去問
ある疾患の予防薬である新薬X の評価を行うために調査を行ったところ、プラ セボ対照無作為化二重盲検比較試験のデータが得られ、新薬X の有効性が示され ていた(下表)。この結果から算出できる新薬X の治療必要数(NNT)が20 であ るとき、表の(A)に入る数値として適切なのはどれか。1つ選べ。 当該疾患の 当該疾患の 発症あり 発症なし 新薬X 投与群 800 人 (A)人 800 -(A)人 プラセボ 投与群 800 人 80 人 720 人
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
NNTから絶対リスク減少を逆算し、プラセボ群と新薬群の発症率の差から人数を求めます。
解説
治療必要数NNTは1/絶対リスク減少(ARR)です。NNT=20よりARR=1/20=0.05。プラセボ群の発症率は80/800=0.10です。新薬Xが発症を予防するので、ARR=プラセボ群発症率−新薬群発症率=0.10−A/800となります。0.05=0.10−A/800を解くとA/800=0.05、A=40人です。発症なしは800−40=760人となります。NNTは相対リスクではなく、2群の発症割合の絶対差の逆数である点が計算の要点です。
選択肢の確認
1.10:A=10なら新薬群発症率0.0125、ARR 0.0875でNNTは約11.4です。
2.20:A=20なら発症率0.025、ARR 0.075でNNTは約13.3です。
3.30:A=30なら発症率0.0375、ARR 0.0625でNNTは16です。
4.40:正答。A=40なら発症率0.05、ARR 0.05となりNNTは20です。
5.50:A=50なら発症率0.0625、ARR 0.0375でNNTは約26.7です。
覚えるポイント
NNT=1/ARR、ARR=対照群発症率−治療群発症率です。本問は0.10−A/800=0.05と置きます。