59AM028|第59回 理学療法士国家試験 過去問
認知症の周辺症状はどれか。
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正解: 3
正答
3.夜になると家の中を歩き回る。
この問題のポイント
認知症の「周辺症状」とは、中核症状(記憶障害、理解力の低下など)に伴って現れる行動的・情緒的な変化です。特に「徘徊」は、認知症患者に見られる典型的な周辺症状の一つで、夜間や不明な理由で自宅内を歩き回る行動を指します。これは脳の機能障害に直接関連する中核症状とは異なり、環境や情緒の変動に敏感に反応した行動です。
解説
認知症は、脳の神経細胞の損傷によって引き起こされ、記憶障害や判断力の低下(中核症状)が主な特徴です。その中で、患者が自宅内で夜間を過ぎて歩き回る行動は、周辺症状に該当します。この行動は、睡眠障害、不安、環境への不安感、または認知の混乱によって引き起こされ、特に夜間の活動が増加する傾向があります。理学療法士が関わる際には、この行動の背景を理解し、安全な環境づくりや行動の観察・支援が重要です。他の選択肢(例:日付を知らない、食べ物を思い出せない)は記憶障害の中核症状に該当し、周辺症状とは言えません。
選択肢の確認
1.今日の日付が分からない。:記憶障害の中核症状。
2.携帯電話を使えなくなる。:認知機能の低下による行動の困難。中核症状。
3.夜になると家の中を歩き回る。:正解。夜間の徘徊は典型的な周辺症状。
4.朝食で食べたものを思い出せない。:記憶の喪失。中核症状。
5.目の前にある物品の名称を言えない。:言語機能の障害。中核症状。
覚えるポイント
「中核症状」は記憶や理解の問題で、「周辺症状」は行動の変化。夜間の徘徊は、認知症患者に見られる最もよく知られた行動的変化であり、理学療法士が環境評価や安全対策に注目すべきポイントです。