60AM026|第60回 理学療法士国家試験 過去問
我が国の65 歳以上の高齢者における軽度認知障害〈MCI〉の有病率で適切なのは どれか。
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正解: 2
正答
2.15 %
この問題のポイント
高齢者の認知機能の変化を理解する上で、軽度認知障害(MCI)の有病率は、認知症の早期段階として重要です。65歳以上の高齢者におけるMCIの有病率は、国際的な研究や日本の調査で約15%と報告されており、これは認知症の前段階としての「前認知症段階」としての位置づけを示しています。
解説
MCIは、記憶や思考の一部に異常が現れるが、日常生活に大きな支障を及ぼさない状態です。日本における65歳以上の高齢者において、この状態の有病率は約15%(およそ6〜7人に1人)とされています。これは、認知症の発症リスクを評価する上で重要な指標です。特に、MCIは認知症の進行を予測する「前段階」とされ、早期発見・介入が重要です。理学療法士が関わる場合、認知機能の低下に伴う運動機能の変化や生活行動の変容を評価・支援することが求められます。
選択肢の確認
1. 5 %:過低評価。MCIの有病率はこの数値に達していない。
2.15 %:正しい。厚生労働省公表のデータに基づき、正確な有病率。
3.35 %:高すぎる。認知症全体の有病率を上回るため誤り。
4.55 %:誤り。高齢者の認知障害の総合的有病率を上回る。
5.75 %:過大評価。日常生活に支障を及ぼす認知症の有病率を上回るため誤り。
覚えるポイント
「65歳以上でMCIの有病率は約15%」は、高齢者ケアの基本知識として記憶すべきデータです。認知機能の評価に際して、MCIの存在を疑う場合、日常生活の行動変容や記憶の乱れを観察することが重要です。理学療法士が関わる中で、認知機能と運動機能の相互関係を理解し、早期に介入できる環境づくりが求められます。