61AM037|第61回 理学療法士国家試験 過去問
注意障害を評価する検査法はどれか。
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正解: 2
正答
- CAT
この問題のポイント
注意障害の評価には、注意の各側面(持続性、選択性、分配、転換)を総合的に測定できる検査が用いられます。特に、臨床現場で頻出する「標準注意検査法(CAT)」は、注意機能の異常を多面的に把握するための標準的なツールです。
解説
注意障害は、脳の高次機能の一部で、日常的な活動に支障を及ぼすことが多く、評価には専門的な検査が必要です。CAT(Clinical Assessment for Attention)は、患者がタスクを継続的にこなす能力(持続性)、目的の情報に注目する能力(選択性)、複数のタスクを同時に処理する能力(分配)、そして注意の切り替え(転換)を評価します。これらの要素をもとに、注意の障害の有無や程度を客観的に判断できます。理学療法士が脳機能評価を行う際に、特に注意機能の低下を疑う場合にCATを用いることが標準的です。
選択肢の確認
1.BIT:行動性無視検査で、半側空間無視の評価に用いられる。注意障害とは関係ない。
2.CAT:注意の各側面を多面的に評価できるため、注意障害の評価に適している。
3.RBMT:日常記憶や記憶機能の評価に用いられる。注意とは無関係。
4.SLTA:失語症の評価に用いられる。注意機能とは関係ない。
5.VPTA〈Visual Perception Test for Agnosia〉:視覚的視知覚や視空間障害の評価に用いられる。注意とは異なる機能。
覚えるポイント
「注意=CAT」という頭文字での記憶法が効果的です。他の検査(半側空間無視=BIT、記憶=RBMT、失語=SLTA)とセットで、機能ごとに結びつけることで、誤解を避けられます。特に、高次脳機能の評価では「何を測るか」で記憶を定着させましょう。