61AM039第61回 理学療法士国家試験 過去問

運動計画で外的刺激情報を反映した運動の準備に最も関わるのはどれか。

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正解: 2

正答

2.運動前野

この問題のポイント

外的刺激(視覚・聴覚など)をもとに運動を「準備・選択」する脳内プロセスにおいて、最も関与するのは運動前野(PMA)です。この領域は、周囲の環境や感覚情報をもとに「どのような運動が適切か」を判断する役割を持ち、臨床的にも感覚誘導運動(例:視線追従、方向性の運動)の準備に重要な役割を果たします。

解説

運動計画の初期段階で、外的感覚刺激(例:目の前にある物体を捉える)をもとに運動を準備・選択する際、脳内では「運動前野(PMA)」が中心的に関与します。この領域は、視覚や聴覚などの外部情報を受け取り、それに応じた運動の計画を形成する機能を持ち、特に「感覚誘導性運動」の準備に特化しています。例えば、患者が「前方に物体がある」と認識した際に、その物体に向かって手を動かす準備を進める過程は、運動前野が中心的に働きます。

一方、内面的な自発的運動(例:無意識に手を上げる)や運動の連続性・順序管理は、補足運動野が関与します。運動の実際の「実行」は一次運動野に属し、感覚刺激に基づく準備とは別に、運動指令の出力が行われます。

選択肢の確認

1.小 脳:運動のタイミング調整や協調性に関与するが、外的刺激に基づく運動準備の中心とは言えない。
2.運動前野:外的刺激をもとに運動を準備・選択する際に最も関与。正解。
3.一次運動野:運動の実行(出力)に関与。準備段階ではなく、実行段階。
4.大脳基底核:運動の開始・抑制調整に関与するが、準備の中心ではない。
5.補足運動野:自発的・内面的運動の計画に関与。外的刺激に基づく準備とは異なる。

覚えるポイント

「外的刺激 → 運動準備」は「運動前野」が中心。
「内面的・自発的運動」は「補足運動野」。
「実行」は「一次運動野」。
この3つを「外的・内的・実行」として分類すれば、問題を確実に解ける。

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