61PM072第61回 理学療法士国家試験 過去問

足部外がえしに作用するのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 3

正答

3.長腓骨筋

この問題のポイント

足部の外がえし(外反・回内)は、足関節の外側に働く筋群によって主に制御されます。特に、外側コンパートメントに属する長腓骨筋と短腓骨筋がこの動作に主な役割を果たします。試験では、内・外がえしの筋群を「腓骨神経支配筋=外がえし」と「脛骨神経支配筋=内がえし」との対比で問われるため、正確な筋の識別が求められます。

解説

足部の外がえしは、足関節を内側(足首の内側)から外側(足首の外側)に回転させる動作です。この動作には、外側コンパートメントに属する長腓骨筋が主に関与します。長腓骨筋は腓骨神経によって支配され、外がえしと底屈(足首の下向きの動き)に働きます。また、外側縦アーチの安定にも寄与します。この筋は、外反(足の外側への傾き)を防ぐことのできる重要な筋群です。

一方、他の選択肢は以下の通りに作用しません。例えば、後脛骨筋は内がえしと底屈に働くため、外がえしとは逆の動作です。長指屈筋や長母指屈筋は趾の屈曲に関与し、内がえし補助に働くため、外がえしとは関係ありません。ヒラメ筋は底屈に主に作用する筋で、外がえしには直接関与しません。

選択肢の確認

1.後脛骨筋:内がえしと底屈に働く。外がえしには作用しない。
2.長指屈筋:親指〜5趾の屈曲に働く。外がえしとは無関係。
3.長腓骨筋:外がえし(外反)に主に作用。正解。
4.長母指屈筋:母趾の屈曲に働く。内がえし補助に過ぎず、外がえしには関与しない。
5.ヒラメ筋:底屈に働く。外がえしには作用しない。

覚えるポイント

「外がえし=腓骨神経支配筋(長・短腓骨筋)」「内がえし=脛骨神経支配筋(後脛骨筋、長趾屈筋など)」という記憶法を用いることで、迅速に判断できます。特に、腓骨神経麻痺では外がえしと背屈の障害が現れ、内反尖足や下垂足が特徴となるため、臨床でも重要です。

61PM07161PM073
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)