110AM049|第110回 保健師国家試験 過去問
次の文を読み47~49の問いに答えよ。人口200万人のA県において、ある感染症の抗体保有率を把握するために標本調査を行うことにした。抽出した2,500人のうち2,000人が調査に参加し、参加者の性別と年齢の分布に偏りはなかった。抗体保有者は1,800人であった。調査で判明した抗体保有率はどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
調査で判明した抗体保有率は、実際に検査へ参加して結果が得られた者を分母とし、そのうち抗体保有者を分子にします。抽出数や県人口を分母にしないようにします。
解説
抽出した2,500人のうち調査参加者は2,000人で、抗体の有無を確認できたのはこの参加者です。したがって、抗体保有率=抗体保有者数÷検査参加者数×100=1,800÷2,000×100=0.9×100=90%です。不参加500人の抗体状態は不明なので、2,500人を分母にした72%は「抽出者全体のうち確認済み保有者が占める割合」にすぎません。参加者の性別・年齢に偏りがなかったことは代表性を考える上で有利です。
選択肢の確認
1.0.09%:1,800を県人口200万人で割った値に由来しますが、県全体を全数検査したわけではありません。
2.0.9%:小数0.9を百分率へ直す際の100倍を行っておらず、桁が誤っています。
3.72%:1,800÷2,500で、結果が得られていない不参加者まで分母に含めています。
4.80%:2,000÷2,500であり、これは抽出者に占める調査参加者の割合、すなわち参加率です。
5.90%:1,800÷2,000×100で求めた、参加者における抗体保有率です。
覚えるポイント
保有率の分母は「保有状態が測定できた者」です。本問は1,800÷2,000=0.9=90%で、2,000÷2,500=80%は参加率です。