111AM043第111回 保健師国家試験 過去問

次の文を読み41~43の問いに答えよ。A市は人口25万人、高齢化率31.4%の中核市で、国民健康保険の加入者(被保険者)は5万5千人(加入率22%)である。医療費分析を行ったところ、人工透析患者が年々増加しており、その約6割が糖尿病有病者であった。そのため、保健師は糖尿病重症化予防対策を強化することにした。糖尿病重症化予防教室に参加を申し込んだ40人のうち3回(全課程)参加したのは28人であった。保健師は、参加者が教室終了後も受診を中断せず生活習慣改善に継続して取り組めるよう行動変容の支援が必要と考えた。参加者が継続的に糖尿病重症化予防に取り組むための保健師の支援で最も適切なのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

教室終了後の行動継続には、一方向の情報提供より、参加者が経験と工夫を交換し支え合える仕組みを作る。

解説

糖尿病重症化予防は長期の受診継続と生活習慣改善を要する。継続的な情報交換会なら、参加者同士が目標、つまずき、成功体験を共有し、孤立を防ぎながら自己効力感を高められる。保健師は場づくりと必要な専門支援への橋渡しを行い、参加者の主体性を尊重する。運動紹介、3か月後の一度のメール、動画配信にも補助的価値はあるが、双方向性と継続性が弱く、対象者自身の支え合いを育てにくい。

選択肢の確認

1.家庭でできる運動の紹介:具体策として役立つが、受診と生活改善を長期に支える継続的な仕組みにはなりにくい。
2.継続的な情報交換会の開催を提案:参加者が交流し、経験を共有して主体的に継続できる支援となる。
3.教室終了3か月後のメールでの励まし:フォローの一手段だが、一回・一方向では継続課題へ十分対応しにくい。
4.糖尿病重症化予防セミナーの動画配信:知識の再確認にはなるが、個別のつまずきや仲間との相互支援を得にくい。

覚えるポイント

行動維持には知識追加だけでなく、自己効力感、仲間との相互支援、継続して相談できる場を設計する。

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