72AM68|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
放射線感受性の最も低い組織はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
分裂頻度が高く未分化な組織ほど感受性が高く、成熟神経組織は低感受性です。
解説
Bergonié-Tribondeauの法則では、増殖能が高く分化度が低い細胞ほど放射線感受性が高いとされます。成熟した脊髄神経細胞はほとんど分裂せず、本選択肢中では最も感受性が低い組織です。ただし脊髄は損傷すると重篤で回復しにくい直列臓器なので、臨床上の線量制約が不要という意味ではありません。
選択肢の確認
1
1.胸 腺
判定:正答ではない(記述は誤り)。 リンパ球を多く含む胸腺は、放射線感受性の高いリンパ組織です。
2
2.腎 臓
判定:正答ではない(記述は誤り)。 腎は晩期反応臓器で比較的低感受性ですが、機能単位の障害により腎症を起こす線量は脊髄より低い領域です。
3
3.精 巣
判定:正答ではない(記述は誤り)。 精祖細胞など増殖の盛んな生殖細胞を含み、非常に高感受性です。
4
4.脊 髄
判定:正答(記述は正しい)。 成熟神経組織は分裂頻度がきわめて低く、本選択肢中の細胞感受性は最も低いものです。
5
5.皮 膚
判定:正答ではない(記述は誤り)。 表皮基底細胞は継続的に分裂しており、皮膚反応を生じるため脊髄より感受性が高いと判断します。
覚えるポイント
- 高感受性:リンパ・骨髄・生殖腺、低感受性:筋・神経です。
- 細胞感受性の低さと、臓器障害の重大性・耐容線量を混同しません。
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