72AM82|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第72回

定位放射線治療の線量計測で正しいのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る

正解: 2・3

正答

2・3

この問題のポイント

定位照射の小照射野で破れる横方電子平衡と、検出器サイズ・出力係数の問題を結び付けます。

解説

定位放射線治療では数mm〜数cmの小照射野を用いるため、横方電子平衡の不成立、線源の部分的遮蔽、検出器の体積平均化が誤差となります。小容積検出器を選び、各コーン・コリメータ径の出力係数を適切な補正とともに測ることが必要です。

選択肢の確認

1

1.側方電子平衡は無視できる。

判定:正答ではない(記述は誤り)。 小照射野では二次電子の飛程に比べ照射野が小さく、横方電子平衡が成立しないことを無視できません。

2

2.電離空洞は小さい方がよい。

判定:正答(記述は正しい)。 小さい電離空洞は急峻な線量分布の体積平均化を減らし、位置分解能を上げます。

3

3.出力係数の測定が必要である。

判定:正答(記述は正しい)。 小照射野ではコリメータ散乱や線源遮蔽が大きく変わるため、基準照射野との出力比の測定が必須です。

4

4.フィルムは検出器として用いられない。

判定:正答ではない(記述は誤り)。 フィルムは高い空間分解能で二次元線量分布を測れるため、小照射野のプロファイル確認に利用できます。

5

5.電離箱線量計のステム効果は無視できる。

判定:正答ではない(記述は誤り)。 ステムも放射線に応答し、照射野や向きによって信号に寄与するため評価・補正が必要です。

覚えるポイント

  • 小照射野の三大課題は電子平衡破れ、線源遮蔽、検出器体積効果です。
  • 小容積検出器と出力係数測定を対で覚えます。

掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。

問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。

関連問題

← 72AM8172AM83 →
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)