72AM83|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
X 線が複数の線減弱係数の異なる組織を透過することによって生じる X 線写真 の陰影変化を説明するのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
同一X線が通過する複数組織の減弱が加算される「重積効果」を、幾何学的効果と区別します。
解説
単純X線写真は投影像であり、一本のX線が通過したすべての組織の線減弱係数μと厚さxの積分で濃度が決まります。異なる組織の陰影が奥行方向に重なって変化する現象が重積効果です。
選択肢の確認
1
1.重積効果
判定:正答(記述は正しい)。 投影経路上の骨、軟部、空気などの減弱が積み重なって陰影を作る現象です。
2
2.接線効果
判定:正答ではない(記述は誤り)。 接線効果は球や管の輪郭でX線が接する方向の通過距離が変わり、境界線が強調される現象です。
3
3.ヒール効果
判定:正答ではない(記述は誤り)。 ヒール効果はX線管陽極内の自己吸収により、陽極側のX線強度が陰極側より低くなる現象です。
4
4.部分容積効果
判定:正答ではない(記述は誤り)。 部分容積効果はCTやMRIで一ボクセル内に複数組織が入り、信号が平均化される現象です。
5
5.Groedel〈グレーデル〉効果
判定:正答ではない(記述は誤り)。 Groedel効果は被写体と受像器の間を空け、散乱線を幾何学的に除去するエアギャップ効果です。
覚えるポイント
- 重積効果=投影方向に異なるμと厚さが加算されることです。
- 部分容積はボクセル内の平均、Groedelはエアギャップです。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。