72PM28|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
心臓サルコイドーシスの 18F - FDG PET で正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
心筋の生理的FDG摂取を抑え、炎症細胞のブドウ糖代謝を見るための長時間絶食を理解します。
解説
心臓サルコイドーシスのFDG-PETでは、健常心筋のエネルギー基質をブドウ糖から遊離脂肪酸へ切り替え、炎症部集積とのコントラストを上げます。そのため18〜20時間程度の長時間絶食、低炭水化物・高脂肪食などの前処置が重要です。
選択肢の確認
1
1.アミノ酸代謝を反映する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 FDGはブドウ糖類似体で、アミノ酸代謝ではなく糖取込みとヘキソキナーゼ活性を反映します。
2
2.運動負荷をすることが多い。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 運動は骨格筋と心筋の生理的FDG摂取を増やすため避け、投与前後は安静を保ちます。
3
3.18F - FDG 投与直後に撮影する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 FDGの組織分布とバックグラウンド低下を待つため、投与直後ではなく通常約60分後に撮影します。
4
4.20 時間程度の絶食が必要である。
判定:正答(記述は正しい)。 18〜20時間の絶食でインスリンを低下させ、正常心筋の糖利用を抑えることが炎症評価に必要です。
5
5.18F - FDG 投与量は通常 37 MBq である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 成人FDG-PETの投与量は装置・プロトコルにより通常数MBq/kg、合計百MBq程度で、37 MBqは通常値として小さすぎます。
覚えるポイント
- 心サルコイドFDG-PETは健常心筋の生理集積抑制が成否を決めます。
- 長時間絶食・低炭水化物食・安静で脂肪酸代謝へ切り替えます。
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