72PM6|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
超音波検査について誤っているのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
距離分解能を空間パルス長の1/2で表し、パルス幅との向きを確認します。
解説
超音波の距離分解能(軸方向分解能)は、送信パルスが空間を占める長さSPLの約1/2です。パルス幅を短くするほど前後の反射体からのエコーが時間的に分離し、距離分解能は向上します。
選択肢の確認
1
1.生体内における音速は組織によって異なる。
判定:正答ではない(記述は正しい)。 診断装置は距離計算に約1,540 m/sを仮定しますが、脂肪、筋、骨などで実際の音速は異なります。
2
2.音響インピーダンスが異なる境界では反射を生ずる。
判定:正答ではない(記述は正しい)。 音響インピーダンスZ=ρcが異なる境界では一部が反射し、差が大きいほど反射係数が大きくなります。
3
3.超音波のパルス幅が短いほど距離分解能は低下する。
判定:正答(記述は誤り)。 パルス幅が短いほどSPLが短く、軸方向の二つの反射体を分けやすいため、距離分解能は低下でなく向上します。
4
4.探触子〈プローブ〉の周波数が高いほど深部の観察が困難となる。
判定:正答ではない(記述は正しい)。 周波数が高いほど生体内の吸収・散乱による減衰が大きく、深部からのエコーが弱くなります。
5
5.伝播速度が異なる2つの媒質の境界に音波が斜めに入射すると透過波は屈折
する。
判定:正答ではない(記述は正しい)。 異なる伝播速度の媒質境界へ斜入射するとSnellの法則に従って進行方向が変わります。
覚えるポイント
- 距離分解能=SPL/2。パルスが短いほど良好です。
- 高周波は分解能を高めますが減衰を増やし、深達度を下げます。
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