72PM7|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
X 線管装置について正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
X線管のラインフォーカス原理、長時間負荷、焦点ブルーミング、ヒール効果を分けて判定します。
解説
陽極面に角度を付けるラインフォーカス原理により、熱を分散する実焦点を広く保ちながら実効焦点を小さくします。また、陽極内で自己吸収されるヒール効果により陽極側のX線強度が低く、陰極側が高くなります。
選択肢の確認
1
1.実効焦点面積は実焦点面積より大きい。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 陽極角の投影効果で実効焦点は実焦点より小さくなり、大きくはなりません。
2
2.長時間許容負荷は焦点面の温度で制限される。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 長時間負荷は焦点面の瞬時温度よりも、陽極全体から管容器への蓄熱と放熱能力で制限されます。
3
3.焦点外 X 線の線質は焦点近傍で最も硬質である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 焦点外X線は反射電子が焦点外の陽極に衝突して生じ、焦点近傍ほど最も硬いという一義的関係ではありません。
4
4.実焦点の大きさは低電圧で大電流ほど小さくなる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 低管電圧・大管電流では電子雲の空間電荷と相互反発による焦点ブルーミングが生じ、実焦点は小さくでなく大きくなります。
5
5.X 線強度分布は陽極側に比べて陰極側の方が大きい。
判定:正答(記述は正しい)。 陽極内を長く通過する陽極側でX線がより吸収されるため、線束強度は陰極側の方が大きくなります。
覚えるポイント
- 実焦点>実効焦点、陰極側強度>陽極側強度です。
- 大管電流は焦点ブルーミングを拡大させます。
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