74PM5|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
X 線管装置で誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 5
正答
5
この問題のポイント
X線管の焦点寸法を変えるブルーミング効果の支配因子を問う否定形問題です。
解説
空間電荷で電子線束が広がり実効焦点が大きくなる現象がブルーミングです。主に管電流を増すと電子相互の反発が強くなって生じ、管電圧による焦点変化はヒール効果などとは別に扱います。実効焦点は実焦点を基準面へ投影した大きさで、ターゲット角度は線強度分布と実効焦点に関係します。
選択肢の確認
1
1.X 線強度はターゲット角度で変化する。
判定:正答ではない(記述は正しい)。 陽極のターゲット角度はヒール効果と利用可能照射野に関係し、X線強度分布を変化させます。
2
2.管電流は電極間距離の2乗に反比例する。
判定:正答ではない(記述は正しい)。 空間電荷制限領域では二極管の法則により、管電流は電極間距離の2乗に反比例します。
3
3.管電圧波形のリプル百分率は短時間許容負荷に影響する。
判定:正答ではない(記述は正しい)。 リプルが小さい波形ほど同じ表示管電圧で出力が大きくなり、短時間許容負荷にも影響します。
4
4.実効焦点とは実焦点の基準面への垂直投影したものをいう。
判定:正答ではない(記述は正しい)。 実効焦点は傾斜した陽極上の実焦点を基準面へ垂直投影した見かけの焦点です。
5
5.ブルーミング効果とは管電圧によって焦点寸法が変化する現象をいう。
判定:正答(記述は誤り)。 ブルーミングは主に管電流増加による電子線束の拡大であり、管電圧による現象という説明は誤りです。
覚えるポイント
- 焦点ブルーミング=管電流増加で空間電荷反発が強まり、焦点が拡大します。
- 実効焦点は実焦点の基準面への投影です。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。