72PM76|第72回 診療放射線技師国家試験 過去問
変圧器の損失で誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
変圧器の無負荷試験は二次側開放で鉄損、短絡試験は二次側短絡で銅損を主に測定します。
解説
銅損は巻線のI²R損失で負荷電流の2乗、したがって負荷率の2乗に比例します。鉄損は励磁された鉄心のヒステリシス損と渦電流損の和です。無負荷損は二次側を開放して定格電圧を加えたときに測る、ほぼ鉄損です。二次側短絡時の低電圧試験は銅損を測るためのものです。
選択肢の確認
1
1.銅損は負荷率の2乗に比例する。
判定:正答ではない(記述は正しい)。 電流が負荷率に比例し、銅損はI²Rなので、負荷率の2乗に比例します。
2
2.鉄損と銅損が等しいときに効率は最大となる。
判定:正答ではない(記述は正しい)。 負荷率を上げると銅損が増え、ほぼ一定の鉄損と等しくなる点で効率が最大になります。
3
3.無負荷損は二次側を短絡したときの消費電力である。
判定:正答(記述は誤り)。 無負荷損は二次側開放で測定します。二次側短絡で測る主な消費電力は銅損です。
4
4.周波数が一定のとき、渦電流損は電圧の2乗に比例する。
判定:正答ではない(記述は正しい)。 周波数一定なら磁束密度Bは電圧に比例し、渦電流損はB²に比例するため電圧の2乗に比例します。
5
5.電圧が一定のとき、ヒステリシス損は周波数に反比例する。
判定:正答ではない(記述は正しい)。 電圧一定ではB∝1/f、ヒステリシス損∝fBⁿなので、n≈2とすれば周波数に概ね反比例します。
覚えるポイント
- 無負荷試験=二次開放・鉄損、短絡試験=二次短絡・銅損です。
- 最大効率の条件は鉄損=銅損です。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。