73PM100|第73回 診療放射線技師国家試験 過去問
チタン酸⁹⁰Srを誤って吸入摂取した場合の内部被ばく線量の測定法で適切なのはどれか。 ただし、飛散量は少ないものとする。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
γ線をほぼ放出しない⁹⁰Srの少量吸入で、体内量を評価できる個人モニタリング法を選びます。
解説
チタン酸⁹⁰Srを少量吸入した場合、⁹⁰Sr/⁹⁰Yは主にβ線を放出し、体外計測で検出できる透過性γ線に乏しいため、尿・便等の放射能を測るバイオアッセイ法で摂取量・体内残留量を推定します。鼻孔スミヤや空気中濃度測定は摂取の有無・作業環境を調べる補助情報で、個人内部線量を直接評価する方法ではありません。
選択肢の確認
1
1.MIRD法
判定:正答ではない(記述は誤り)。 MIRD法は体内放射能が既知となった後に、累積放射能とS値から臓器吸収線量を計算する体系で、摂取量を測定する方法ではありません。
2
2.体外計測法
判定:正答ではない(記述は誤り)。 体外計測法は透過性のγ線を放出する核種に適しますが、純β線核種に近い⁹⁰Sr/⁹⁰Yの少量摂取には感度が不足します。
3
3.鼻孔スミヤ法
判定:正答ではない(記述は誤り)。 鼻孔スミヤは鼻腔入口の汚染を確認して吸入可能性をスクリーニングしますが、体内残留量や内部線量の定量法ではありません。
4
4.バイオアッセイ法
判定:正答(記述は正しい)。 尿・便中の⁹⁰Sr放射能を測り、排泄モデルから摂取量と預託線量を推定するバイオアッセイ法が適切です。
5
5.空気中放射性物質濃度測定法
判定:正答ではない(記述は誤り)。 空気中放射性物質濃度測定は作業場所の濃度と潜在摂取量を評価する環境モニタリングで、個人の実摂取量測定ではありません。
覚えるポイント
- 純β核種の内部被ばくは尿・便のバイオアッセイが中心です。
- 鼻孔スミヤ・空気中濃度はスクリーニング、MIRDは線量計算体系です。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。