73PM16|第73回 診療放射線技師国家試験 過去問
上腹部 MRI における細胞外液性ガドリニウム造影剤を使用した T1 強調ダイナ ミック撮影について正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
細胞外液性Gd造影剤の動脈相では、臓器の灌流差と造影タイミングを評価します。
解説
動脈相は造影剤注入後およそ20〜30秒で撮像し、動脈血流の多い病変や臓器の早期濃染をみます。腎の皮質は髄質より先に強く造影されるため、皮髄相の動脈相では腎皮質の造影効果が高くなります。腎癌や膵癌の血行動態も診断に有用です。
選択肢の確認
1
1.腎癌の診断に有用ではない。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 腎癌の濃染パターン、静脈進展、他病変との鑑別にダイナミック造影MRIは有用です。
2
2.膵癌の診断に有用ではない。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 乏血性の膵癌と背景膵実質の造影差を利用でき、膵癌の診断に有用です。
3
3.動脈相では、脾臓の造影効果は肝臓のそれよりも低い。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 動脈相の脾臓は強く、しばしば不均一に濃染し、肝実質より造影効果が低いとはいえません。
4
4.動脈相の撮影は、造影剤投与開始後5分程度で開始する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 造影後5分は選延相の時間帯で、動脈相は通常注入後20〜30秒程度です。
5
5.動脈相では、腎皮質の造影効果は腎髄質のそれよりも高い。
判定:正答(記述は正しい)。 動脈相の皮髄相では血流の多い腎皮質が腎髄質より強く造影されます。
覚えるポイント
- 動脈相=注入後約20〜30秒、造影5分後=選延相です。
- 腎皮髄相は皮質が髄質より強く濃染します。
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