74AM2|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
放射性壊変について正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
各壊変で変わる質量数 A と原子番号 Z を、放出・取り込み粒子から判断します。
解説
α壊変ではヘリウム原子核を放出するため A は4、Z は2減少します。β+壊変と軌道電子捕獲では陽子が中性子へ変わり、A は不変、Z は1減少します。β−壊変では中性子が陽子へ変わり、A は不変、Z は1増加します。核異性体転移では同一核種が低い励起準位へ移るだけなので A も Z も変わりません。
選択肢の確認
1
1.α 壊変では原子番号が変化しない。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 α粒子は陽子2個と中性子2個からなるため、α壊変後の原子番号は2減り、質量数も4減ります。
2
2.β+ 壊変では質量数が1つ減少する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 β+壊変は核内の陽子が中性子へ変わる過程で、原子番号は1減りますが核子総数である質量数は変わりません。
3
3.β− 壊変では原子番号が変化しない。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 β−壊変では中性子が陽子へ変わるため、原子番号は1増加します。質量数は不変です。
4
4.軌道電子捕獲では質量数が変化しない。
判定:正答(記述は正しい)。 軌道電子捕獲では陽子が軌道電子を取り込んで中性子となるので、原子番号は1減る一方、質量数は変化しません。
5
5.核異性体転移では原子番号が1つ増加する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 核異性体転移は励起核がγ線や内部転換電子を放出して準位を下げる過程で、原子番号は増加しません。
覚えるポイント
- α:A−4・Z−2、β+とEC:A不変・Z−1、β−:A不変・Z+1です。
- 核異性体転移では核種そのものは変わらず、エネルギー準位だけが変わります。
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