74AM25|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
ポジトロン放射性薬剤の 18F で正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
18Fの半減期・製造核反応・放出放射線・FDG投与法を一組で整理します。
解説
18Fは物理的半減期約109.8分の陽電子放出核種です。通常はサイクロトロンで濃縮18O水を標的とし、18O(p,n)18F反応で製造します。放出した陽電子は電子と消滅し、互いにほぼ180度方向へ511 keVの消滅光子を2本生じます。18F-FDGはブドウ糖類似体の注射液として静脈投与し、組織の糖代謝をPETで評価します。
選択肢の確認
1
1.半減期は 20 分である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 18Fの物理的半減期は約110分です。20分前後なのは11Cなどで、18Fとは異なります。
2
2.ジェネレータで製造する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 18Fは通常サイクロトロンなどの加速器で製造し、臨床用ジェネレータから溶出する核種ではありません。
3
3.159 keV の γ 線を放出する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 陽電子消滅で生じる光子は1本511 keVです。159 keVの単一光子を特徴とする核種ではありません。
4
4.18F−FDG はガス状で吸入させる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 18F-FDGは水溶性の注射剤として静脈内投与します。吸入ガスとして用いる製剤ではありません。
5
5.サイクロトロンで製造する場合は 18O をターゲットとすることができる。
判定:正答(記述は正しい)。 濃縮18O水をターゲットに陽子を照射する18O(p,n)18F反応は、18Fの標準的なサイクロトロン製造法です。
覚えるポイント
- 18F=半減期約110分、18O(p,n)18F、陽電子消滅光子511 keVです。
- 18F-FDGは静脈投与し、糖代謝をPETで画像化します。
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