74AM33|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問

過去問題(分野未登録)第74回

ガンマカメラのシンチレータについて正しいのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

ガンマカメラNaI(Tl)結晶の材料、厚さ、検出効率、黄変による不均一を正確な単位で整理します。

解説

Anger型ガンマカメラの代表的シンチレータはNaI(Tl)単結晶で、低エネルギー用の標準厚は3/8インチ、約9.5 mmです。結晶を厚くすると吸収・検出効率は上がりますが、光の広がりなどで固有空間分解能との交換条件が生じます。NaI(Tl)は吸湿性があり、劣化や黄変でシンチレーション光の透過・集光が場所ごとに変わると、感度均一性が悪化します。光電吸収確率は光子エネルギーにも依存します。

選択肢の確認

1

1.CsI(Tl)が主流である。

判定:正答ではない(記述は誤り)。 標準的な大視野ガンマカメラはNaI(Tl)を用います。CsI(Tl)を主流とするという記述ではありません。

2

2.厚さは7.5 cm程度である。

判定:正答ではない(記述は誤り)。 標準的な低エネルギー用結晶は約9.5 mmであり、7.5 cmでは一桁近く厚すぎます。単位に注意します。

3

3.厚さが薄いほど感度が高い。

判定:正答ではない(記述は誤り)。 結晶が薄いほどγ線が透過しやすく、検出感度は低下します。厚くすると吸収効率は上がります。

4

4.黄変すると感度均一性が低下する。

判定:正答(記述は正しい)。 黄変すると発光の伝達が場所により不均一となり、同じ入射でも出力が変わって感度均一性が低下します。

5

5.光電吸収検出効率は入射光子のエネルギーに依存しない。

判定:正答ではない(記述は誤り)。 光電吸収の確率は結晶の原子番号・厚さに加えて入射光子エネルギーへ強く依存します。

覚えるポイント

  • ガンマカメラ結晶=NaI(Tl)、標準厚3/8 inch≒9.5 mmで、9.5 cmではありません。
  • 厚いほど感度は上がり、黄変・吸湿劣化は均一性を悪化させます。

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