74PM34|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
腎臓の核医学検査で正しいのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
DMSA・DTPA・MAG3の腎内動態と、GFR・有効腎血漿流量・レノグラム指標を対応させます。
解説
⁹⁹ᵐTc-DMSAは腎皮質へ集積して分腎機能・瘢痕を評価します。⁹⁹ᵐTc-DTPAは糸球体濾過されGFR評価に、⁹⁹ᵐTc-MAG3は主に尿細管分泌され有効腎血漿流量と排泄動態の評価に用います。動態検査前は十分に水分を摂り、必要に応じてフロセミド負荷を行います。Tmaxはレノグラムがピークに達する時間で、取り込みから排泄へ移る時間的指標です。
選択肢の確認
1
1.99 mTc−DMSA を用いる検査では利尿剤による負荷をかける。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 DMSAは静態的な腎皮質シンチが中心で、尿路通過をみる利尿負荷の主薬剤ではありません。
2
2.99 mTc−DTPA を用いる検査では腎血漿流量を算出する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 DTPAは糸球体濾過率GFRの算出に用い、腎血漿流量には主にMAG3などを用います。
3
3.99 mTc−DTPA を用いる検査では前処置として食事制限を行う。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 腎動態シンチに食事制限は通常不要で、検査前の水分摂取と排尿が重要です。
4
4.99 mTc−MAG3 を用いる検査では前処置として水分摂取制限を行う。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 MAG3動態検査では脱水を避けるため水分を摂取し、水分制限は行いません。
5
5.99 mTc−MAG3 を用いる検査では排泄の指標として Tmax を算出する。
判定:正答(記述は正しい)。 MAG3レノグラムのTmaxは投与から最大計数までの時間で、腎取り込み後の排泄動態を評価する指標です。
覚えるポイント
- DMSA=皮質、DTPA=糸球体濾過/GFR、MAG3=尿細管分泌/ERPFです。
- 動態腎シンチは水分摂取が基本で、TmaxやT1/2を評価します。
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