74PM80|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
10 MV 以上の X 線を発生させる加速器から中性子が放出される相互作用はどれ か。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
高エネルギーX線による光中性子生成を、標的核との光核反応として理解します。
解説
10 MV以上の医療用加速器では、高エネルギー制動X線がターゲット、平坦化フィルタ、コリメータなどの高原子番号核へ吸収され、(γ,n)反応で中性子を放出する光核反応が起こります。光中性子は治療室内の付加被ばくや放射化の原因となるため、遮蔽・線量管理で考慮します。
選択肢の確認
1
1.光電効果
判定:正答ではない(記述は誤り)。 光電効果では光子が原子軌道電子へエネルギーを与え、原子核から中性子は放出しません。
2
2.光核反応
判定:正答(記述は正しい)。 高エネルギー光子が原子核へ吸収される(γ,n)光核反応により中性子が生成します。
3
3.Compton〈コンプトン〉散乱
判定:正答ではない(記述は誤り)。 Compton散乱は光子と電子の非弾性散乱で、中性子生成反応ではありません。
4
4.Cherenkov〈チェレンコフ〉放射
判定:正答ではない(記述は誤り)。 Cherenkov放射は荷電粒子が媒質中の光速度を超えると生じる光で、中性子放出とは異なります。
5
5.Rutherford〈ラザフォード〉散乱
判定:正答ではない(記述は誤り)。 Rutherford散乱は荷電粒子と原子核のCoulomb散乱で、高エネルギーX線の光中性子生成機構ではありません。
覚えるポイント
- 医療リニアックの光中性子は高エネルギーX線の(γ,n)光核反応で生じます。
- 特に高Zのヘッド部品と10 MV以上のビームで注意します。
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