74PM84|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
腹腔内遊離ガスについて正しいのはどれか。2つ選べ。
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正解: 4・5
正答
4・5
この問題のポイント
腹腔内遊離ガスの原因、CT感度、デクビタス体位、立位胸腹部像を評価する複数選択です。
解説
腹腔内遊離ガスは消化管穿孔を強く示唆し、立位では横隔膜下へ、左下側臥位では肝外側と右腹壁の間へ上昇します。左下側臥位にするのは、胃内ガスが多い左側を下にして右側へ上がる遊離ガスを肝の均一な軟部陰影に接して見やすくするためです。胸部立位像は横隔膜を含み高コントラスト条件のため微量ガスを検出しやすく、CTはさらに高感度です。
選択肢の確認
1
1.ニッシェを形成する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 ニッシェは消化管造影で潰瘍腔へ造影剤が突出する所見で、腹腔内遊離ガスではありません。
2
2.腸閉塞の所見である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 遊離ガスは主に消化管穿孔の所見で、単純な腸閉塞だけを示す所見ではありません。
3
3.CT での検出は困難である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 CTは微量の低吸収ガスを検出しやすく、単純X線より検出感度が高い検査です。
4
4.デクビタス撮影は左下側臥位とする。
判定:正答(記述は正しい)。 立位不能時は左下側臥位とし、右腹壁と肝の間へ上昇した遊離ガスを描出します。
5
5.横隔膜下の腹腔内遊離ガスは、腹部立位正面像に比べて胸部立位正面像で検
出しやすい。
判定:正答(記述は正しい)。 胸部立位正面像は横隔膜下を含み、腹部像より微量の横隔膜下遊離ガスを見つけやすい条件です。
覚えるポイント
- 遊離ガスは立位で横隔膜下、立位不能なら左下側臥位で右側腹部へ集めます。
- CTが最も高感度で、消化管穿孔を疑う重要所見です。
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