74PM83|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
X 線の半価層の測定に適しているのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
半価層測定に必要な、線質依存が小さく線量率を正確に測れる検出器を選びます。
解説
半価層は吸収体を挿入して空気カーマ率を半分にする厚さを求めるため、診断X線域でエネルギー応答が良く、再現性と線量率直線性に優れた電離箱を用います。狭いビーム条件で散乱を抑え、各吸収体厚の指示値を比較します。エネルギースペクトル測定器や個人線量計は標準的なHVL測定には適しません。
選択肢の確認
1
1.電離箱
判定:正答(記述は正しい)。 電離箱は診断X線の空気カーマを安定に測定でき、半価層測定の標準検出器です。
2
2.Fricke〈フリッケ〉線量計
判定:正答ではない(記述は誤り)。 Fricke線量計は化学線量計で高線量域の吸収線量測定に用い、診断X線HVLには感度が不足します。
3
3.ゲルマニウム半導体検出器
判定:正答ではない(記述は誤り)。 Ge半導体は高分解能スペクトロメータですが、パイルアップやエネルギー依存を考える必要があり標準HVL計ではありません。
4
4.光刺激ルミネセンス線量計
判定:正答ではない(記述は誤り)。 OSL線量計は積算個人・環境線量測定に適しますが、吸収体ごとの即時線量率測定には向きません。
5
5.NaI シンチレーション検出器
判定:正答ではない(記述は誤り)。 NaIシンチレータはエネルギー依存性が大きく、半価層の線量測定には電離箱が適します。
覚えるポイント
- HVLは狭ビーム幾何で電離箱を用い、指示値が1/2となる吸収体厚を求めます。
- HVLが厚いほど実効エネルギーが高く、線質が硬いと判断します。
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