74PM82|第74回 診療放射線技師国家試験 過去問
二次電子平衡で正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
二次電子平衡の定義と、成立時の吸収線量D・衝突カーマKcolの関係を確認します。
解説
光子場である微小体積へ入る二次電子のエネルギーと、そこから出る二次電子のエネルギーが等しい状態が二次電子平衡です。放射損失を分けた衝突カーマは荷電粒子へ移った後に局所で衝突損失されるエネルギーを表し、平衡成立時にD=Kcolとなります。表面近くのビルドアップ領域では流入・流出が釣り合わず成立しません。
選択肢の確認
1
1.荷電粒子線の挙動である。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 二次電子平衡は光子が発生させた二次電子場についての概念で、一次荷電粒子線固有の挙動ではありません。
2
2.荷電粒子平衡とは異なる。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 二次電子平衡は光子場における荷電粒子平衡を指す用語で、本質的に別概念ではありません。
3
3.ビルドアップ領域で成立する。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 ビルドアップ領域では深さとともに二次電子フルエンスが増え、流入・流出が等しくないため成立しません。
4
4.吸収線量は衝突カーマに等しい。
判定:正答(記述は正しい)。 二次電子平衡が成立し放射損失を除けば、吸収線量は衝突カーマに等しくなります。
5
5.二次電子平衡厚はエネルギーに依存しない。
判定:正答ではない(記述は誤り)。 平衡に必要な厚さは二次電子の飛程に関係し、光子エネルギーが高いほど一般に大きくなります。
覚えるポイント
- 二次電子平衡成立時はD=Kcolです。
- ビルドアップ域ではD<Kcolとなり、最大線量深付近以降で平衡に近づきます。
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