76AM47|第76回 診療放射線技師国家試験 過去問
HIS における情報セキュリティ管理の目的で正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
この問題では、**HIS〈Hospital Information System:病院情報システム〉**における情報セキュリティ管理の目的が問われています。
HIS では、電子カルテ、オーダリング、検査情報、会計情報など、多くの患者情報を扱います。
情報セキュリティ管理の中心は、患者診療情報の保護です。
解説
HIS は、病院内で診療に関する情報を統合的に扱うシステムです。
HIS には、次のような情報が含まれます。
- 患者氏名、生年月日、住所などの個人情報
- 診断名、既往歴、処方、検査結果などの診療情報
- 画像検査や放射線治療に関するオーダ情報
- 入退院、会計、予約などの管理情報
これらは患者のプライバシーに直結する情報です。
そのため、HIS の情報セキュリティ管理では、患者診療情報について次の 3 要素を守ることが重要です。
- 機密性:許可された人だけが情報を見られること
- 完全性:情報が正確で、改ざんされていないこと
- 可用性:必要なときに情報を利用できること
病院の経営改善や医薬品安全情報の提供も医療情報システムの機能と関連することはありますが、情報セキュリティ管理の主目的として最も適切なのは 患者診療情報の保護です。
国家試験ではここを押さえる
HIS の情報セキュリティでは、まず 患者情報の漏えい防止、改ざん防止、利用可能性の確保を考えます。
選択肢の確認
1.誤り。
病院の経営改善は、病院情報システムの活用によって期待される効果の一つではあります。しかし、情報セキュリティ管理の直接の目的ではありません。
2.正しい。
HIS では患者の個人情報や診療情報を扱うため、情報セキュリティ管理の目的は患者診療情報の保護です。
3.誤り。
医薬品安全情報の提供は、医薬品情報管理や医療安全に関係しますが、HIS における情報セキュリティ管理の主目的ではありません。
4.誤り。
診療行為の妥当性の担保は、診療の質管理や医療安全の観点で重要です。しかし、情報セキュリティ管理の中心は情報の保護です。
5.誤り。
放射性廃棄物の適切な処理は、放射線管理や法令遵守に関する事項です。HIS の情報セキュリティ管理の目的ではありません。
覚えるポイント
- HISは病院情報システムです。
- HIS では、患者の個人情報や診療情報を扱います。
- 情報セキュリティの基本は 機密性・完全性・可用性です。
- HIS の情報セキュリティ管理の主目的は 患者診療情報の保護です。
- 経営改善や業務効率化と、情報セキュリティ管理の目的を混同しないようにします。