77AM38|第77回 診療放射線技師国家試験 過去問
保守点検計画を策定すべき X 線装置はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
この問題では、医療機器安全管理において 保守点検計画を策定すべき装置 が問われています。
選択肢の中で該当するのは、X 線 CT 装置です。
X 線 CT 装置は、診断に直接影響する画像性能、被ばく線量、安全機構を安定して維持する必要がある重要な医療機器です。
解説
医療機関では、医療機器を安全に使用するため、医療機器安全管理責任者のもとで保守点検や安全使用の体制を整える必要があります。
特に、患者の安全や診断精度に大きく関わる医療機器では、計画的な保守点検が重要です。
X 線 CT 装置では、次のような項目が安全管理上重要になります。
- X 線出力の安定性
- CT 値の精度
- 画像ノイズ
- 空間分解能
- 低コントラスト分解能
- 寝台位置精度
- 被ばく線量管理
- インターロックや緊急停止機構
- 装置故障時の対応
CT は高出力の X 線を用い、断層画像を再構成する装置です。
装置性能の変化は、診断精度や患者被ばくに影響します。
そのため、保守点検計画を策定し、定期的に品質管理を行うことが求められます。
ひっかけポイント
他の X 線装置も日常点検や品質管理は重要です。
ただし、この問題で問われている「保守点検計画を策定すべき X 線装置」として選ぶのは X 線 CT 装置です。
保守点検で意識すること
X 線 CT 装置では、単に装置が動くかだけでなく、画像の定量性と線量の妥当性を確認することが重要です。
CT 値やノイズが変化すると、診断や経過観察に影響することがあります。
また、線量指標である CTDI や DLP も適切に管理する必要があります。
選択肢の確認
1.正しい。
X 線 CT 装置は、保守点検計画を策定し、計画的に管理すべき代表的な X 線装置です。
画像性能、線量、安全機構を維持するために、定期的な点検と品質管理が必要です。
2.誤り。
移動形 X 線装置も安全使用や日常点検は必要です。
しかし、この問題で問われている保守点検計画を策定すべき装置として選ぶものではありません。
3.誤り。
透視用 X 線装置も被ばく管理や装置点検は重要です。
ただし、選択肢の中で保守点検計画策定の対象として問われているのは X 線 CT 装置です。
4.誤り。
乳房用 X 線装置では画質管理、線量管理、圧迫機構の点検などが重要です。
しかし、この設問での正答は X 線 CT 装置です。
5.誤り。
口内法用 X 線装置も安全使用のための点検は必要です。
ただし、保守点検計画を策定すべき装置として選ぶものではありません。
覚えるポイント
- X 線 CT 装置は保守点検計画を策定すべき装置として押さえる。
- CT では画像性能と線量管理が診断精度・患者安全に直結する。
- 保守点検では、CT 値、ノイズ、分解能、線量、安全機構などを確認する。
- 他の X 線装置も日常点検は重要だが、この設問の正答は X 線 CT 装置。
- 医療機器管理では「安全使用」と「計画的な保守点検」を区別して理解する。