78AM23|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
肺癌に対する放射線治療の基準点線量処方で正しいのはどれか。(採点除外)
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この問題は公式正答が公表されていないため、採点対象外です。
正答
正答未設定
この問題の扱い
本問は、公式発表で採点除外等の対象とされた問題です。
学習上は、「基準点線量処方」と「体積線量指標による処方・評価」を区別することが重要です。
問題のポイント
基準点線量処方とは、ICRU基準点やアイソセンタなど、標的内に設定した特定の点の線量を基準に処方する考え方です。
一方、D95%、D2cc、Dmax、V20Gy、平均肺線量などは、DVH〈dose-volume histogram:線量体積ヒストグラム〉で扱う線量体積指標です。
つまり、
- 基準点線量処方:点の線量を基準にする
- 体積処方・DVH評価:体積と線量の関係で評価する
という違いがあります。
選択肢の考え方
1.平均肺線量処方
平均肺線量は、肺という正常組織が平均してどれくらい照射されるかを示す指標です。
肺臓炎などの有害事象リスク評価に使われる正常組織線量の指標であり、標的への基準点線量処方ではありません。
2.計画標的体積のD2cc処方
D2ccは、ある体積のうち高線量側2ccが受ける線量を示す指標です。
小線源治療やリスク臓器の高線量評価でよく使われる考え方であり、基準点線量処方そのものではありません。
3.計画標的体積のD95%処方
D95%は、PTVの95%体積が受ける線量を表します。
標的体積への線量カバーを評価するうえで重要な指標で、現代の治療計画では処方・評価に用いられることがあります。
ただし、これは「点」を基準にする基準点線量処方ではなく、体積線量指標による処方・評価です。
4.計画標的体積のDmax処方
Dmaxは最大線量を示します。
ホットスポットの確認には重要ですが、最大線量そのものを処方線量の基準にするのは通常不適切です。
5.計画標的体積のV20Gy処方
V20Gyは、20Gy以上照射される体積の割合または体積を表す指標です。
肺癌治療では、通常は肺のV20Gyなど、正常肺の線量制約として重要です。
PTVに対する基準点線量処方ではありません。
なぜ正答未設定なのか
選択肢の中では、肺癌治療計画における標的線量の体積指標としては、3.計画標的体積のD95%処方が学習上もっとも近い内容です。
しかし、問題文は「基準点線量処方」としており、基準点線量処方は本来、PTV内の基準点など「点」の線量を基準にする処方です。
そのため、D95%のような体積処方を正答とするには用語上のズレがあります。
この曖昧さがあるため、本データでは正答未設定として扱います。
覚えるポイント
放射線治療計画では、処方や評価に用いる指標を区別します。
- 基準点線量処方:ICRU基準点、アイソセンタなどの点線量
- D95%:PTVの95%体積をカバーする線量
- D2cc:高線量側2ccが受ける線量
- Dmax:最大線量
- 平均肺線量、肺V20Gy:正常肺の線量制約・有害事象評価
本問は採点除外等対象のため、アプリデータ上は正答未設定とします。
学習上は、基準点処方とD95%などの体積処方を混同しないことが重要です。