78AM44|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
基礎医学大要疾病と障害の基礎泌尿器、生殖器
我が国の新規人工透析導入の原因で最も多いのはどれか。
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正解: 3
正答
3.糖尿病性腎症
問題のポイント
人工透析は、慢性腎臓病が進行して腎機能が高度に低下した場合に導入されます。
新規に人工透析が導入される原因疾患として、日本では糖尿病性腎症が最も多い原因として重要です。
なぜ糖尿病性腎症が正しいか
糖尿病性腎症は、糖尿病による高血糖が長期間続くことで腎臓の糸球体が障害され、腎機能が低下していく疾患です。
進行すると、
- 蛋白尿
- 糸球体濾過量の低下
- 慢性腎不全
- 末期腎不全
へと進み、人工透析が必要になることがあります。
生活習慣病として糖尿病患者が多いこともあり、糖尿病性腎症は新規透析導入の原因として非常に重要です。
したがって、3.糖尿病性腎症が正しいです。
他の選択肢との区別
1.腎結石
誤りです。
腎結石は尿路結石の一種で、疼痛や尿路閉塞、感染の原因になります。
重症化すれば腎機能障害を起こすことはありますが、新規人工透析導入の最多原因ではありません。
2.多発性囊胞腎
誤りです。
多発性囊胞腎は遺伝性疾患で、腎臓に多数の囊胞が形成され、腎機能が低下します。
透析導入の原因になり得ますが、最多ではありません。
3.糖尿病性腎症
正しいです。
新規人工透析導入の原因として最も多い代表的疾患です。
4.ループス腎炎
誤りです。
ループス腎炎は全身性エリテマトーデスに伴う腎障害です。
透析に至ることもありますが、新規透析導入の最多原因ではありません。
5.慢性糸球体腎炎
誤りです。
慢性糸球体腎炎は、かつて透析導入の主要原因でした。
現在も重要な原因疾患ですが、糖尿病性腎症が最多です。
覚えるポイント
新規人工透析導入の原因としては、次の順に整理しておくと理解しやすいです。
- 糖尿病性腎症:最多として重要
- 慢性糸球体腎炎:以前から重要な原因
- 腎硬化症:高血圧や加齢と関連
- 多発性囊胞腎:遺伝性疾患として覚える
本問では、新規人工透析導入の原因で最も多いものを問うているため、正答は3.糖尿病性腎症です。