78AM74第78回 診療放射線技師国家試験 過去問

エックス線撮影機器学X線撮影機器X線高電圧装置

管電圧 100 kV、管電流 800 mA、撮影時間 0.1 s、管電圧リプル百分率 12%のイ ンバータ式 X 線装置の公称最大電力[kW]はどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

2.76.0

問題のポイント

X線装置の公称最大電力は、X線高電圧装置が一定条件で出せる最大電力を表します。

基本的には、

電力[kW] = 管電圧[kV] × 管電流[mA] / 1000

で求めます。

ただし、本問では管電圧リプル百分率が12%と与えられています。
インバータ式X線装置では、管電圧が完全な直流ではなく、わずかに変動します。
この変動を考慮して、公称最大電力を求めます。

リプルを考慮する

管電圧リプル百分率が12%の場合、国試計算では公称最大電力の計算に用いる管電圧を、100 kVそのものではなく、およそ95%の管電圧として扱います。

したがって、計算に用いる管電圧は、

100 kV × 0.95 = 95 kV

です。

計算

管電流は、

800 mA = 0.8 A

です。

公称最大電力は、

95 kV × 800 mA / 1000

または、

95 kV × 0.8 A

で求めます。

95 × 0.8 = 76.0

したがって、

公称最大電力 = 76.0 kW

となります。

他の選択肢との区別

1.59.2
誤りです。
リプルを過大に補正した値に近く、本問の計算条件には合いません。

2.76.0
正しいです。
100 kVに0.95を掛けた95 kVを用い、95 kV × 0.8 A = 76.0 kWとなります。

3.80.0
誤りです。
100 kV × 0.8 A = 80.0 kWであり、リプル補正を考慮していません。

4.96.0
誤りです。
管電圧リプル12%を単純に増加方向へ扱った値であり、不適切です。

5.125.0
誤りです。
与えられた管電圧・管電流からは大きすぎる値です。

覚えるポイント

公称最大電力は、

電力[kW] = 管電圧[kV] × 管電流[mA] / 1000

で求めます。

ただし、管電圧リプルがある場合は、リプルを考慮した管電圧を用います。

本問では、

100 kV × 0.95 = 95 kV
95 kV × 800 mA / 1000 = 76.0 kW

となるため、正答は2です。

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