78PM37|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
AED 使用時の注意事項で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3.汗などの水分を拭き取ってから電極を貼る。
この問題のポイント
AEDを安全かつ確実に使用するための注意点を問う問題です。
AEDの電極パッドは、皮膚にしっかり密着している必要があります。
胸部が汗や水で濡れていると、電極が密着しにくくなり、電気が適切に流れないおそれがあります。
そのため、AEDパッドを貼る前には、汗などの水分を拭き取ります。
したがって、正しい選択肢は 3 です。
解説
AEDは、心室細動などの致死的不整脈に対して電気ショックを行う装置です。
使用時には、装置の音声指示に従いながら、
- 胸部を露出する
- 汗や水分を拭き取る
- 電極パッドを正しい位置に貼る
- 解析中・放電時は患者に触れない
- 必要に応じて胸骨圧迫を再開する
という流れで対応します。
特に大切なのは、解析中や放電時に患者へ触れないことです。
患者に触れていると、正確な心電図解析の妨げになったり、放電時に救助者が感電したりする危険があります。
選択肢の確認
1.ペースメーカの直上に電極を貼る。
誤りです。
植込み型ペースメーカやICDがある場合、その直上にAEDパッドを貼るのは避けます。
機器のふくらみを避け、少し離した位置に電極を貼ります。
2.心拍が再開したら直ちに電極を剝がす。
誤りです。
心拍が再開しても、再び不整脈が起こる可能性があります。
AEDの電極は直ちに剝がさず、救急隊や医療者に引き継ぐまで装着したままにします。
3.汗などの水分を拭き取ってから電極を貼る。
正しいです。
胸部が濡れていると、電極パッドが密着しにくくなり、電気ショックの効果が低下したり、電流が表面を流れたりするおそれがあります。
そのため、汗や水分を拭き取ってから電極を貼ります。
4.解析や放電は患者の脈を触知しながら行う。
誤りです。
AEDが心電図を解析している間や放電する間は、患者に触れてはいけません。
解析の妨げや感電の危険があるため、周囲に「離れてください」と声をかけてから行います。
5.電極を貼る位置の胸毛を剃ってはならない。
誤りです。
胸毛が多く、電極パッドが密着しない場合は、必要に応じて胸毛を除去します。
電極が密着しないままでは、AEDの効果が十分に得られません。
覚えるポイント
AED使用時は、次の点を押さえます。
- 胸が濡れていれば水分を拭き取る
- ペースメーカの直上は避ける
- 胸毛でパッドが貼れない場合は除去する
- 解析中・放電時は患者に触れない
- 心拍再開後も電極はすぐに剝がさない
この問題では、AEDパッドを確実に密着させるため、
3.汗などの水分を拭き取ってから電極を貼る。
が正答です。