78PM46|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
基礎医学大要心臓、脈管リンパ管の構造と機能
胸管が流入するのはどれか。
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正解: 5
正答
5.左鎖骨下静脈
この問題のポイント
胸管が最終的にどこへ流入するかを問う問題です。
胸管は、全身の多くのリンパを集める最大のリンパ管です。
最終的には、左内頸静脈と左鎖骨下静脈の合流部付近、つまり 左静脈角 に流入します。
選択肢では「左静脈角」はありませんが、その構成に関係する 左鎖骨下静脈 が該当します。
したがって、正答は
5.左鎖骨下静脈
です。
解説
リンパ液は、最終的に静脈系へ戻ります。
胸管は、次のような広い範囲のリンパを集めます。
- 両下肢
- 骨盤部
- 腹部
- 左胸部
- 左上肢
- 左頭頸部
これらのリンパは胸管を通り、最終的に左静脈角へ流入します。
左静脈角とは、左内頸静脈と左鎖骨下静脈が合流する部分です。
一方、右上半身の一部、つまり右頭頸部・右上肢・右胸部のリンパは、右リンパ本幹を通って右静脈角へ流入します。
選択肢の確認
1.門脈
誤りです。
門脈は、消化管や脾臓などからの静脈血を肝臓へ運ぶ血管です。
リンパ管である胸管が流入する部位ではありません。
2.奇静脈
誤りです。
奇静脈は胸壁などの静脈血を上大静脈へ戻す静脈です。
胸管は胸部を上行しますが、最終的に奇静脈へ流入するわけではありません。
3.上大静脈
誤りです。
上大静脈は頭頸部や上肢などからの静脈血を右心房へ戻す太い静脈です。
胸管は直接上大静脈へ入るのではなく、左静脈角付近に流入します。
4.下大静脈
誤りです。
下大静脈は下半身からの静脈血を右心房へ戻す血管です。
胸管の流入部位ではありません。
5.左鎖骨下静脈
正しいです。
胸管は左内頸静脈と左鎖骨下静脈の合流部である左静脈角に流入します。
選択肢の中では、左鎖骨下静脈が最も適切です。
覚えるポイント
胸管の流入部位は、次のように覚えます。
- 胸管:左静脈角へ流入
- 左静脈角:左内頸静脈と左鎖骨下静脈の合流部
- 右リンパ本幹:右静脈角へ流入
胸管は「左に入る」と覚えると整理しやすいです。
この問題では、胸管が流入する部位として最も適切なのは
5.左鎖骨下静脈
です。