78PM53第78回 診療放射線技師国家試験 過去問

基礎医学大要脳、神経中枢神経

脳脊髄液が存在するのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 5

正答

5.くも膜下腔

この問題のポイント

脳脊髄液、つまりCSFがどこに存在するかを問う問題です。

脳脊髄液は、主に次の場所に存在します。

  • 脳室
  • くも膜下腔
  • 脊髄くも膜下腔

選択肢の中で脳脊髄液が存在する場所は くも膜下腔 です。

したがって、正答は
5.くも膜下腔
です。

解説

脳と脊髄は、髄膜によって包まれています。

外側から順に、

  1. 硬膜
  2. くも膜
  3. 軟膜

という3層があります。

脳脊髄液は、くも膜と軟膜の間にある くも膜下腔 を満たしています。
この脳脊髄液は、脳や脊髄を保護し、衝撃を和らげるクッションのような働きをします。

また、脳脊髄液は脳室内にも存在し、脳室からくも膜下腔へ流れて循環します。

選択肢の確認

1.板間層
誤りです。
板間層は頭蓋骨の外板と内板の間にある海綿状の骨の部分です。
脳脊髄液が存在する場所ではありません。

2.硬膜外腔
誤りです。
硬膜外腔は、硬膜の外側の空間です。
脊柱管内では麻酔などで重要な空間ですが、脳脊髄液が通常存在する腔ではありません。

3.硬膜下腔
誤りです。
硬膜下腔は、硬膜とくも膜の間の潜在的な空間です。
硬膜下血腫などで重要ですが、脳脊髄液が通常存在する場所ではありません。

4.軟膜下腔
誤りです。
軟膜は脳や脊髄の表面に密着している膜です。
脳脊髄液は軟膜の下ではなく、くも膜と軟膜の間、つまりくも膜下腔に存在します。

5.くも膜下腔
正しいです。
くも膜下腔は、くも膜と軟膜の間にある空間です。
ここに脳脊髄液が存在します。

覚えるポイント

髄膜と脳脊髄液の位置は、外側から順に覚えます。

頭蓋骨 → 硬膜 → くも膜 → くも膜下腔 → 軟膜 → 脳

脳脊髄液は、
くも膜下腔と脳室に存在する
と覚えます。

この問題では、脳脊髄液が存在する部位を問うているため、正しい選択肢は
5.くも膜下腔
です。

関連問題

78PM5278PM54
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)