78PM74|第78回 診療放射線技師国家試験 過去問
インバータ式X 線装置で誤っているのはどれか。
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正解: 1
正答
1.テトロード管で制御する。
この問題のポイント
インバータ式X線装置の特徴を問う問題です。
問題文は「誤っているのはどれか」と聞いています。
つまり、インバータ式X線装置の説明として不適切なものを選びます。
インバータ式X線装置は、商用交流をいったん直流に変換し、それを半導体スイッチング素子で高周波交流に変換して高電圧を発生させる方式です。
したがって、インバータ式X線装置は テトロード管で制御する方式ではありません。
正答は
1.テトロード管で制御する。
です。
解説
インバータ式X線装置では、半導体スイッチング素子を用いて高周波化します。
高周波化することで、次のような利点があります。
- 高電圧変圧器を小型化できる
- 管電圧の立ち上がりが速い
- 照射時間を高精度に制御しやすい
- 管電圧を安定して制御しやすい
- 装置全体を小型・軽量化しやすい
自己整流方式は古い方式で、管電圧や照射時間の制御精度は高くありません。
インバータ式では、半導体制御によりX線出力をより安定して制御できます。
一方、テトロード管は真空管を用いた制御に関係するもので、インバータ式X線装置の基本的な制御方式ではありません。
選択肢の確認
1.テトロード管で制御する。
この記述が誤りです。
インバータ式X線装置は、半導体スイッチング素子を用いて高周波化し、高電圧を制御します。
テトロード管で制御する方式ではありません。
問題文は「誤っているのはどれか」と問うているため、これが正答です。
2.管電圧は自己整流方式より高い精度で制御できる。
誤りではありません。
インバータ式では、半導体スイッチング制御によって管電圧を安定して制御できます。
自己整流方式より高精度な制御が可能です。
3.照射時間は自己整流方式より高い精度で制御できる。
誤りではありません。
インバータ式では、短時間照射を含めて照射時間を高精度に制御できます。
自己整流方式より制御性に優れます。
4.管電圧の立ち上がり時間は三相12ピーク形X線装置より短い。
誤りではありません。
インバータ式では高周波制御により、管電圧の立ち上がりが速くなります。
三相12ピーク形より立ち上がり時間を短くしやすい方式です。
5.三相12ピーク形X線装置よりX線高電圧装置を小型化できる。
誤りではありません。
インバータ式では高周波化により変圧器などを小型化できます。
そのため、三相12ピーク形より高電圧装置を小型化しやすいです。
覚えるポイント
インバータ式X線装置は、次のように覚えます。
- 半導体スイッチングで高周波化する
- テトロード管制御ではない
- 管電圧制御が高精度
- 照射時間制御が高精度
- 管電圧の立ち上がりが速い
- 高電圧装置を小型化しやすい
この問題では「誤っているもの」を選ぶため、正しい選択肢は
1.テトロード管で制御する。
です。