36PM168|第36回 管理栄養士国家試験 過去問
給食経営管理論第36回午後・問153〜170
衛生管理上、望ましい大量調理施設の構造と設備に関する記述である。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
衛生管理の観点から望ましい大量調理施設の構造・設備(床、排水溝、機器の配置、壁と床の境目、グリストラップ)を問う問題です。
解説
大量調理施設では、汚染の防止と清掃のしやすさを考えた構造が求められます。
床は汚れがすぐ発見できるよう、明るく汚れが目立つ色にします。排水溝は水が滞留しないよう勾配をつけます。球根皮むき機(ピーラー)は土や泥が出る下処理用の機器なので、汚染作業区域である下処理室に設置します。壁と床の境目は、直角ではなく丸み(アール)をつけたR構造にすると、隅に汚れがたまらず清掃しやすくなります。グリストラップは排水中の油脂やごみを取り除く設備で、調理場の排水系統に設置します。配膳室は清潔作業区域であり、設置場所として不適切です。
選択肢の確認
1.床は、汚れが目立たない色にする。
誤り。床は汚れに気づいてすぐ清掃できるよう、汚れが目立つ明るい色にするのが望ましいです。
2.排水溝には、勾配をつけない。
誤り。排水が滞留すると微生物繁殖や悪臭の原因になるため、排水溝には勾配をつけて速やかに排水します。
3.球根皮むき機は、主調理室に設置する。
誤り。球根皮むき機は泥や土による汚染を伴うため、汚染作業区域である下処理室に設置します。
4.壁と床の境目は、R 構造にする。
最も適当。境目に丸みをつけるR構造(アール構造)にすると、隅に汚れがたまりにくく、清掃が容易で衛生的です。
5.グリストラップは、配膳室に設置する。
誤り。グリストラップは排水中の油脂分を分離する設備であり、調理室などの排水系統に設置します。清潔作業区域である配膳室には設置しません。
覚えるポイント
- 壁と床の境目はR構造(丸み)にして清掃しやすくする。
- 床は汚れが目立つ明るい色、排水溝は勾配をつける。
- 球根皮むき機は下処理室(汚染作業区域)、グリストラップは排水系統に設置する。