37AM73|第37回 管理栄養士国家試験 過去問
基礎栄養学第37回午前・問68〜81
たんぱく質・アミノ酸の体内代謝に関する記述である。 最も適当なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
たんぱく質・アミノ酸代謝と窒素出納、摂取不足・過剰時の変化を理解しているかが問われています。
解説
たんぱく質を過剰に摂取しても、余分なアミノ酸をそのまま貯蔵する仕組みはありません。アミノ基は尿素などに変換されるため、尿中への窒素排泄量が増加します。
たんぱく質摂取が不足すると、体たんぱく質の分解が合成を上回り、筋たんぱく質量や急速代謝回転たんぱく質の血中濃度が低下します。窒素出納は「摂取窒素量−排泄窒素量」で表し、不足時には負に傾きます。
選択肢の確認
1.たんぱく質の摂取が不足すると、筋たんぱく質量が増加する。
誤り。不足すると筋たんぱく質は減少します。
2.たんぱく質の摂取が不足すると、急速代謝回転たんぱく質の血中濃度が上昇する。
誤り。不足するとRTP(トランスサイレチンなど)は低下します。
3.たんぱく質の摂取が不足すると、ビタミンB6 の必要量が増加する。
誤り。ビタミンB6の必要量はたんぱく質摂取量に比例し、不足すれば必要量は減ります。
4.たんぱく質の過剰摂取時は、尿中への排泄窒素量が増加する。
最も適当である。過剰なアミノ酸が分解され尿中窒素排泄が増えます。
5.たんぱく質の過剰摂取時は、窒素出納が負になる。
誤り。負の窒素出納は、摂取窒素量より排泄窒素量が多い状態で、低栄養や強い異化亢進時にみられます。健康な成人では、摂取量の増加に応じて排泄量も増え、やがて窒素平衡に適応します。
覚えるポイント
- 過剰摂取で尿中窒素排泄が増加
- 不足で筋たんぱく質・RTP低下、窒素出納は負
- ビタミンB6必要量はたんぱく質摂取量に比例