37PM185|第37回 管理栄養士国家試験 過去問
次の文を読み「185」、「186」に答えよ。 K 保育園に勤務する管理栄養士である。園内で食事を作り提供している。3 ~5歳児の昼食で、野菜の残菜が目立った。そこで、園として食育を実施することにした。 野菜を残さず食べることを目的とした、3 ~5 歳児向けの食育の内容である。 最も適切なのはどれか。1 つ選べ。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
野菜の残菜を減らすことを目的とした、3〜5歳児向けの食育プログラムの選択です。幼児の発達段階に合い、食べる行動の変化につながる内容かどうかがポイントです。
解説
幼児期の食育は、知識を教え込むよりも、体験を通して食べ物への興味・関心や親しみを育てることが効果的です。
野菜の栽培体験は、自分で育てた野菜への愛着や、作る苦労を知ることによる感謝の気持ちを育みます。「自分が育てた野菜だから食べてみたい」という気持ちが生まれ、野菜を残さず食べる行動に直接つながりやすいことが知られています。
紙芝居やカードによる学びも食育の手段ですが、知識中心の内容は3〜5歳児では行動の変化に結びつきにくく、「残さず食べる」という目的に対しては栽培体験が最も効果的です。
選択肢の確認
1.3 色食品群の紙芝居を用いて、栄養を学ぶ。
最も適切とはいえない。栄養の知識を伝える活動ですが、知識の獲得だけでは幼児の「野菜を残さず食べる」行動にはつながりにくい内容です。
2.実物の野菜を使って、1 日に必要な野菜量を学ぶ。
最も適切とはいえない。必要量という概念は3〜5歳児には理解が難しく、残菜を減らす行動変容には結びつきにくい内容です。
3.食品カードを用いて、旬の野菜を知る。
最も適切とはいえない。旬を知ることは食文化の学びにはなりますが、野菜を食べる意欲を直接高める体験にはなりません。
4.園内の敷地で野菜を育てて、感謝の気持ちを育む。
最も適切である。栽培という体験を通じて野菜への愛着と感謝の気持ちが育ち、「自分で育てた野菜を食べてみよう」という意欲につながるため、残菜を減らす目的に最も合った食育です。
覚えるポイント
- 幼児期の食育は知識より体験重視。栽培・収穫・調理などの体験が行動変容につながる。
- 栽培体験は食べ物への愛着・感謝を育み、苦手な野菜を食べるきっかけになる。
- 食育の内容は、目的(この例では残菜を減らす)と対象の発達段階に合わせて選ぶ。