39AM4第39回 管理栄養士国家試験 過去問

社会・環境と健康第39回午前・問1〜16

A 地域およびB 地域の年齢階級別人口と、基準集団の年齢階級別死亡率を表に示す。A 地域の死亡数は12,000 人、B 地域の死亡数は12,000 人であった。標準化死亡比は、表中の基準集団を100 とする。A 地域とB 地域の比較に関して、この表から読み取れる内容の記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。 表 A 地域およびB 地域の年齢階級別人口、基準集団の年齢階級別死亡率 年齢階級 A 地域 人口(人) B 地域 人口(人) 基準集団 死亡率(人口1万対) 0~14 歳 240,000 90,000 2 15~64 歳 900,000 500,000 20 65 歳以上 300,000 400,000 300 合計 1,440,000 990,000

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

年齢構成の異なる2地域について、粗死亡率・期待死亡数・標準化死亡比(SMR)を読み取る問題です。

解説

標準化死亡比(SMR)は、観察された死亡数を期待死亡数で割って100を掛けた値です。
期待死亡数は、各地域の年齢階級別人口に基準集団の年齢階級別死亡率を掛けて合計します。
A地域の期待死亡数は、240,000×2÷10,000 + 900,000×20÷10,000 + 300,000×300÷10,000 = 48 + 1,800 + 9,000 = 10,848人。
B地域の期待死亡数は、90,000×2÷10,000 + 500,000×20÷10,000 + 400,000×300÷10,000 = 18 + 1,000 + 12,000 = 13,018人。
SMRは、A地域が12,000÷10,848×100 ≒ 111、B地域が12,000÷13,018×100 ≒ 92。よってA地域の方が高くなります。

選択肢の確認

1.A 地域の老年人口割合は、B 地域よりも高い。
誤り。65歳以上割合はAが300,000÷1,440,000≒21%、Bが400,000÷990,000≒40%で、Bの方が高いです。

2.A 地域の粗死亡率は、B 地域よりも高い。
誤り。死亡数は同じ12,000人ですが総人口はAが多いため、粗死亡率はAの方が低くなります。

3.A 地域の死亡数は、期待死亡数と同じである。
誤り。死亡数12,000人に対し期待死亡数は10,848人で、一致しません。

4.A 地域の期待死亡数は、B 地域の期待死亡数よりも多い。
誤り。期待死亡数はA10,848人、B13,018人でBの方が多いです。

5.A 地域の標準化死亡比は、B 地域の標準化死亡比よりも高い。
正しい。SMRはA約111、B約92でAの方が高くなります。

覚えるポイント

  • 期待死亡数=各年齢の人口×基準集団の年齢別死亡率の合計。
  • SMR=観察死亡数÷期待死亡数×100。
  • 高齢者割合が低いほど期待死亡数は少なくSMRは高く出やすい。

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