39AM6第39回 管理栄養士国家試験 過去問

社会・環境と健康第39回午前・問1〜16

ある食品会社は、食品成分A に血糖値を下げる機能があるかを確認する研究を大学に委託し、機能性表示食品として販売することを企画した。人を対象とした研究を実施する上で、最も適当なのはどれか。1つ選べ。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

企業が委託する人対象研究における、研究倫理・インフォームドコンセント・利益相反の考え方を問う問題です。

解説

人を対象とする研究では、対象者の権利保護が最優先です。研究者は対象者に研究内容を十分説明し、自由意思による参加同意(インフォームドコンセント)を得なければなりません。
研究倫理審査は、利害関係のない第三者を含む独立した倫理審査委員会が行い、企業の役員会議で行うものではありません。
研究計画は利潤ではなく科学的妥当性と対象者保護を優先します。
利益相反は、研究に従事する当事者側が開示するもので、資金提供する企業や研究者本人の関係を明らかにします。

選択肢の確認

1.研究計画書の研究倫理審査は、この食品会社の役員会議で行われる。
誤り。倫理審査は独立した倫理審査委員会が行います。

2.委託先の大学の研究者は、研究対象者に研究内容を説明し研究参加の同意を得る。
最も適当。研究者による説明と同意取得(インフォームドコンセント)は必須です。

3.研究計画は、販売しようとする食品の利潤最大化を最優先に作成する。
誤り。優先すべきは科学的妥当性と対象者保護です。

4.この委託研究に従事しない食品会社の社員は、研究の利益相反を開示する。
誤り。利益相反を開示すべきは研究に関与する当事者であり、従事しない社員が開示する対象ではありません。

5.委託先の大学の研究者は、売り上げ状況のモニタリング調査を行う。
誤り。研究者が行うのは研究に関するモニタリングで、売上調査は研究業務ではありません。

覚えるポイント

  • 人対象研究の基本はインフォームドコンセント(説明と同意)。
  • 倫理審査は独立した倫理審査委員会が実施。
  • 利益相反は研究に関わる当事者が開示する。

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