39AM49第39回 管理栄養士国家試験 過去問

食べ物と健康第39回午前・問43〜67

特定保健用食品の関与成分による三次機能と作用機序の組合せである。 最も適当なのはどれか。1つ選べ。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

特定保健用食品(トクホ)の関与成分について、三次機能(体調調節機能)とその作用機序の正しい組合せを選ぶ問題です。

解説

各成分の作用の仕組みを整理します。

キシリトールは、う蝕原因菌に利用されにくく酸を作らせないため低う蝕作用を示します。再石灰化を促進するのはCPP-ACPなどです。

難消化性オリゴ糖は腸内の善玉菌のエサとなるプレバイオティクスとして整腸作用を示します。プロバイオティクスは生きた微生物そのものを指します。

中鎖脂肪酸は主に肝臓で速やかにβ酸化される(吸収経路が長鎖脂肪酸と異なる)ため体脂肪がつきにくくなります。脂肪組織でのβ酸化活性化ではありません。

キトサンは腸管で胆汁酸を吸着して再吸収を抑制します。すると肝臓でコレステロールから胆汁酸が新たに作られるため、血中コレステロールが低下します。

γ-アミノ酪酸(GABA)の降圧作用は、主に交感神経や血管運動中枢を介するものです。アンジオテンシン変換酵素(ACE)を阻害するのはラクトトリペプチドなどです。

選択肢の確認

1.キシリトールの低う蝕作用 ── 再石灰化の促進
誤り。キシリトールの低う蝕作用は、う蝕原因菌が酸を作らないことによります。再石灰化促進とは機序が異なります。

2.難消化性オリゴ糖の整腸作用 ── プロバイオティクスとしての作用
誤り。難消化性オリゴ糖はプレバイオティクスとして働きます。

3.中鎖脂肪酸の体脂肪低蓄積性 ── 脂肪組織でのβ酸化関連酵素の活性化
誤り。中鎖脂肪酸は主に肝臓で速やかにβ酸化されます。脂肪組織での活性化ではありません。

4.キトサンの血中コレステロール低下作用 ── 胆汁酸の再吸収抑制
最も適当。キトサンは胆汁酸を吸着して再吸収を抑え、結果として血中コレステロールを低下させます。

5.γ─アミノ酪酸(GABA)の降圧作用 ── アンジオテンシン変換酵素の阻害
誤り。ACE阻害による降圧はラクトトリペプチドなどで、GABAとは機序が異なります。

覚えるポイント

  • キトサンは胆汁酸を吸着・再吸収抑制→血中コレステロール低下
  • オリゴ糖はプレバイオティクス、生きた菌はプロバイオティクス
  • ACE阻害による降圧はラクトトリペプチド(GABAは別機序)

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