40AM6|第40回 管理栄養士国家試験 過去問
社会・環境と健康第40回午前・問1〜16
Hill の判定基準において、原因と考えられる要因の曝露と、結果である疾病発症の因果関係を推定するうえで、必要不可欠な条件である。最も適当なのはどれか。 1つ選べ。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
Hillの因果関係判定基準のうち、因果関係の推定に必要不可欠(絶対に外せない)条件を問うています。
解説
Hillの基準には、関連の強固性、一致性、特異性、時間的関係、量反応関係、生物学的妥当性など複数の視点があります。
このうち唯一必須なのが「時間的関係(時間的先行性)」です。原因(曝露)は結果(発症)よりも前に存在していなければなりません。原因が結果より後では因果関係は成り立たないからです。
他の基準は因果関係を支持する材料にはなりますが、なくても因果関係を否定はできない補助的条件です。
選択肢の確認
1.曝露と結果の間に、強い関連が認められること。
適当でない。関連の強固性は支持材料ですが、必須条件ではありません。
2.曝露と結果の関係が、異なる集団を対象とした研究で同様に示されていること。
適当でない。一致性は支持材料ですが、必須条件ではありません。
3.曝露は、結果の発生より前に存在していること。
最も適当。時間的先行性は因果関係推定に必要不可欠な条件です。
4.曝露量と結果の間に、量反応関係が観察されること。
適当でない。量反応関係は支持材料ですが、必須ではありません。
5.曝露と結果の関係が、既に報告されている因果関係に類似していること。
適当でない。類似性(analogy)は支持材料で、必須ではありません。
覚えるポイント
- Hillの基準で必須なのは時間的先行性(原因が結果より前)
- 関連の強さ・一致性・量反応関係などは支持材料
- 原因が結果より後なら因果関係は成立しない